2026年2月7日 | No. JRIFE-2026-0207
日経平均6万円への道標(衆院選直前レポート)
― 高市政権の財政転換が市場の霧を晴らす ―
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| 馬渕 磨理子 一般社団法人 日本金融経済研究所 代表理事 |
日経平均株価が6万円超えの領域を目指す上で、最大の鍵を握るのは「高市政権の財政スタンスに対する市場の解釈」である。衆院選を控えて金融市場が最も恐れているのは、規律を欠いたバラマキによる金利急騰やインフレの加速だ。本レポートでは、この「懸念」が「誤解」であることを数字と論理で示し、日本株が真の「買い」へと向かうための条件を整理する。
| Key Findings
1. 「ボンド・ビジランテ」の警鐘:最強の野党は議会ではなく金融市場。債券市場のシグナルを「アラート」として受け止める姿勢が不可欠。 2. 「質」の財政転換:単なる「拡張的財政」ではなく、AI・半導体・経済安保へ資金を集中させる「先見的投資」への転換が鍵。 3. 数字が証明する持続可能性:2026年度予算案で公債依存度24%台、新規国債30兆円未満、プライマリーバランス黒字化予算を実現。 4. マーケットとの対話:規律を伴った積極財政が日本の「稼ぐ力」を引き上げると市場が確信した時、日経平均6万円は通過点となる。 |