【出演】フジテレビ LiveNewsα 「バスケ市場分析」 解説(日本金融経済研究所 代表理事/馬渕磨理子)

今JBA(日本バスケットボール協会)による、バスケの競技人口拡大に向けた取組
回の取り組みをどのようにご覧になりましたか。

馬渕)今年はオリンピックイヤーだったこともありスポーツビジネスが盛んですが、中でも、好調なのが、バスケットボールなんです。世界で活躍される選手もたくさん輩出され、いまは、子供たちの憧れになっています。今回のJBA(日本バスケットボール協会)の活動はより、すそ野を広げる素晴らしい取り組みですね。

経済的な影響はどのようになっていますか

馬渕)2016年にスタートしたBリーグは日本のプロスポーツとしては後発ながら、昨シーズンでの観客動員数は430万人で、前年比41%増と勢いがあります。
BリーグはJリーグと同じく地域密着でアリーナも続々と建設されています。人気チームの千葉ジェッツの本拠地となる新アリーナは「ららぽーと」の隣にあります。

バスケは野球やサッカーよりも 規模が 一回り小さいアリーナなので街中に 建てやすく、アクセスがいいのも特徴で、オフシーズンには、コンサートなどでも活用されています。また試合の合間 の わずかな時間も飽きさせない工夫をいろいろとしています。例えば、オープニングは、アメリカNBAを参考にした
光と音楽を使ったチアリーダーのショー。他にも、自転車競技の一種・BMXのパフォーマンスショーなどでエンターテインメントとして楽しめます。

馬渕さんはファンとの関わりにも注目しているそうですね

馬渕)バスケは、女性ファンが多いという 特徴があります。試合時間が短いバスケですと、家に帰る時間も見込めるところも意外な魅力ポイントです。ららぽーとなどで、ついでに買い物や食事もでき別の経済効果を生み出しやすくなっています。女性を集めるための努力もあります。アリーナはとにかく「清潔」で、トイレのアメニティも充実しています。

さらには、選手の推し活もあります。好きな選手のアクリルスタンドや年間シートなど年間100万円使う、ツワモノファンもいらっしゃるほど経済効果も大きくなっています。